生きていく上で、どのような手段を用いるかは個人の選択次第だが、 起業 して 個人事業主 として 売上 を自ら上げ続けるべく セールス 力を求める方にとって重要なのは「感謝」だったりする。
これは何も精神論ではない。 脳科学 的にそうなのだ。なぜなら人間の脳は複雑な作業をこなせない反面、同じことの繰り返しでは飽きてしまう。
だからこそ「飽きることがない」、すなわち普段は頻繁にはあり得ない、言い換えれば「有難い」ことを望むのだ。
【人は感謝しながら怒りや恐怖を感じることは出来ない】の裏側
世界No.1の指導者と言われるアンソニー・ロビンズの言葉
「人は感謝しながら怒りや恐怖を感じることは出来ない」
なるほど・・・。確かにそうかもしれない。
脳は一つのことにしかフォーカスしないので、
感謝出来ることにフォーカスが向いている限りは怒りや恐怖を
感じることはないだろう・・・。
ただし・・・この話には裏がある。
それは・・・
「人は常に感謝を感じることは出来ない」という生命体としての
大前提が抜かれているという点。
この大前提が意図的なのか偶然なのかは別にしても
抜かれてしまっていることで、めちゃくちゃな事態になりかねない。
何故なら生命体には恒常性維持機能、いわゆるホメオスタシスがあるから。
ホメオスタシスがあるからこそ、自分の中で判断基準が出来るし、
価値基準も出来る。言い換えるならアイデンティティーは
ホメオスタシスがあるからこそ生まれるもの。
「自分」という個性や「自分らしさ」はホメオスタシスがあるからこそ
持てるものなんだよね。
ホメオスタシスということは自身の中にスコトーマを持つこと。
すなわち「当たり前」にすることで知覚に負担をかけないようにする
生命としての最適化。
そして「当たり前」とは「有難し」とは真逆のこと。
故に人は常に感謝することは出来ないということ。
じゃあどうすれば怒りや恐怖を感じないで済むのか?
と言うと、その前提が誤っているような気がする。
怒りや恐怖というスパイスを感じるからこそ、そうではないときの
「有難さ」が身に沁みたり、「素晴らしい」と感謝できるようになるのではないか???
いつも「感謝です」という言葉を発する習慣を持とうとすることは
素晴らしいことなのかもしれないけれど、
その言葉の重みを意識することもまた重要なことのような気がする。