これまで 会社 員として 勤務 することでしか 収入 を構築する方法を知らなかった人にとっては 起業 して 売上 を作ることで自ら 収入 を生み出していくということは魅力的に映るものだろう。
そして 起業 塾や 起業 セミナーなどの人気からも伺い知ることが出来るように有料で はあるが起業 の方法を伝えているところもかなり多いため、そこでノウハウを学ぶ人もいることだろう。。。
しかしながら良く考えてみてほしい。会社勤めの場合であれば、経営者がビジネスモデルを構築し、収支バランスを調整し、最終責任を全て担ってくれるために限られた範囲だけの仕事をすれば収入を得ることが出来る。
もちろん、経営者の収入を上回ることは仕組み上出来ないが、それでも生活をしていく分には支障がない程度の収入にはなるだろう。従業員という立場にはなるので、完全に思い通りに仕事が出来るわけではないから、しばしば「生きるために自分の人生を切り売りしている」と表現されることも多い「労働」ではあるが、それもまた洗脳の一種に過ぎない。
そもそもが「生きる」こと自体が目的なのであるから、その目的を達成するために、手段として労働を行うことは選択肢の一つとしては非常に理にかなっているものだ。
であれば後はその労働を楽しめているかどうか?それはあくまで認識論に過ぎず、下手に起業するよりも認識を変えることの方が一瞬で出来るし、なおかつリスクもない。
起業は一つの手段に過ぎない。だから本気でなければ、自分の人生を賭けてでもやる意識がないのであれば、やめておいた方が良い。その意識が行動となって結果に表れるからだ。
結局のところ、自分が起業して個人事業主になったところで売上を出すことに意識が向いていなかったなら、売上はついてこないし、そうなるとそもそも生活することすら困難になる。
ではここで一つ質問。「やる気はありますか?」
個人事業主として起業するだけであれば、役所に問い合わせて申請書を提出するだけで誰でも出来る。それこそ費用は一切いらない。あくまでも事務手続きに過ぎないので自分がやるかやらないかだけだ。全て自分の行動だけで結果が出てくる。
これがセールスとなれば相手を如何にコントロールするのかという要素が出てくるものの、事務手続きにはそれはない。意識さえあれば誰でも出来るということだ。これは私自身、各省庁や地方自治体とのやり取り、法律関連の書類作成、申請業務を実際に行ってきたことだから良く分かるのだが、専門的な申請業務についてでさえ、調べてみると無料相談まで行われているようなものばかりだ。だからやり方を確認しながられあれば資格が必要なものを除き、誰でも手続きは進めることが出来る。しかしその無料相談まで行われている労働を代行するだけで数万円の費用を請求しているコンサルタントも実際かなり多い。なぜならやる意識がない人は存在するからだ。
会社勤めであればそのようなコンサルタントに外注して業務委託という形式でもいいだろう。ただ、個人事業主として起業するつもりであるならそうはいかない。
だからもし、起業する方法を探して塾やセミナーにお金をかけようとしているのであれば、そもそもそのスタンスを改めてみる必要があるのではないだろうか。