個人事業主 の方に関わらず、 就業 されているからであっても ビジネス に関わっている方に対して一つだけ質問したい。
それは「何故あなたは今のお仕事をしているのですか?」ということだ。
ここで貢献だとか、お役立ちなどという寝言を言っているうちは 起業 すべきではない。なぜなら仕事=ビジネスとはその最終目的は「お金を稼ぐこと」以外にあり得ないからだ。
正直キレイごとだけで格好つけて良く見せようという人が非常に多い。ただし冷静に考えてみてほしい。
「格好つける」ということは前提として、「本当は格好良くない」ということを十分に認識しているからに他ならない。本音で答えてみてほしい。「何故あなたは今のお仕事をしているのですか?」おそらくは起業家であれ個人事業主であれ、投資家であれ、従業員であれ、経営者であれ、労働者であれ、今の仕事のやり方が自分にとって一番稼ぎやすいと思っているからこそ今の仕事をしているんじゃないだろうか。
すなわちビジネスとはお金を手に入れる手段であって、最も自分が稼ぎやすいと思っているビジネスが今の仕事になっているはずだ。ただしビジネスの最終ゴールがお金だからと言って、逆は成立しないことには注意が必要だ。すなわちお金を手に入れる方法はビジネスしかないというわけではない。
一例として宝くじのようなもので偶発的にお金を手に入れることもあるだろうし、相続なども場合によってはあり得るだろう。ではなぜビジネスという手段でお金を手に入れようとしているのか?それは「自分がコントロールできるから」に他ならない。
宝くじのようなものであれば自分が当選することをコントロールしていくことは出来ない、。ゆえにお金を得られる場合も得られない場合もある。それに対して自分のビジネスであれば確実にお金を手に入れることが出来るのだ。
ということは最近の起業ブームでカウンセラーやコーチ、コンサルタントにセラピストという肩書の人が多く誕生しているが、本当にそれでお金が稼げていないのなら、そもそもビジネスとしては成立していない「ごっこ遊び」に過ぎないということなのだ。プロではなく「自称」なのだ。自分で自分の収入をコントロールできないようなものは最早ビジネスではない。そしてビジネスとしてお金を稼ぐにはいくつか方法があるが、大きく分けると労働収入と権利収入になる。仕事を完全に辞めても、お金が稼げているかどうか?それが労働収入と権利収入の違いだ。
そして権利収入を得るにはシステムを構築する必要がある。ただし、そのシステムを構築するまでは労働収入になるのだ。従ってビジネスを始める第一歩は労働からになる。ではどのような労働が自分に合っているのだろうか?それを見つけるには、自分が最終的にどのようになっていきたいのかに気付くことから始まる。
なぜならゴールによって自分が選択すべき手段も全て変わるからなのだ。ここからがいよいよビジネスの本質に入っていくことになる。
次回へ続く
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