何のために 稼ぐ のか?それこそが ビジネス という選択をする上での大前提になっている。
なぜなら ビジネス の最終目的は お金 に過ぎず、 夢 や 理想 の実現ではないからだ。
ただし重要なことが一つだけある。どのような 夢 であっても、大抵の 夢 は お金 があれば 現実化 出来るものなのだ。
ここに面白いデータがある。多少なりとも脳科学に携わっている人であれば非常に有名なデータなのでご存知かもしれないが、夢を失った人の平均寿命というのはわずか18ヶ月なのだ。そして大抵の夢はお金があれば現実化出来るということは、ビジネスで達成出来る夢があなたの生涯を賭けた夢ではない、ということなのだ。言い換えるのならお金を得る手段は何でも構わない。お金があれば現実化出来る「とりあえずの夢」を現実化するために、それこそ起業して個人事業主としてやっていくのもいいし、就業して給料を増やしていくのでもいい。どちらであってもあなたの人生にとっては一部分に過ぎず、大して重要ではないのだ。
では一番重要なことは何か?それは「あなたが自分の人生を賭けてでも成し遂げたいことは何か?」ということに尽きる。
考えてみれば納得出来ることだろう。自分が死ぬ時に「あぁ・・・お金は稼いだけれど満たされなかったなぁ・・・。やり残したことが多すぎる。」という後悔の人生と「あぁ・・・お金はそれほど得られなかったけれど、本当に生まれてきて良かった。私じゃなければなしえなかったことをすることが出来て、最高に幸せな人生だった。」という満足感に満ちた人生とであればどちらがいいか?ということなのだ。
では「あなたが自分の人生を賭けてでも成し遂げたいことは何か?」に気付くには何を行えばいいのか?それこそが以前の投稿にもあるニューロロジカルレベルで逆算するという行為なのだ。間違ってもゴールデンサークルなどというような片手落ちのものに頼ってはならない。あれをモデルにしたら最後、確実に不成功のスパイラルに陥ることになる。それで儲かるのは担当のコンサルタントくらいのものだろう。
ニューロロジカルの逆算とはすなわち、第一のステップが「スピリチュアル」。For Whom(=誰のために)を明確化することだ。生物として一番の欲求は生存欲求に他ならない。ただし、その生存欲求を冒してでも誰のためにであれば自分の人生を賭しても構わないのか?それを明確化することなのだ。
起業も人生を前進させるための一つの手段。すなわち自分が進むべき方向、ベクトルが定まっていない限り、いくら起業しようが、稼げるビジネスを立ち上げようが上手くいくはずがないのだ。ということはビジネス自体が一つの選択肢である場合、そもそも自分の人生のゴールを設定するところからすべてが回り始めるということに気付けるかどうかなのだ。
次回へ続く
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