見込み 顧客 と出逢うために マーケティング を行っていくと、気付くことがある。特に マーケティング の最初の段階。
テスト マーケティング ではそれが顕著に出てくる。 起業 して 個人事業主 として実際にご自身の ビジネス が誰の問題を解決出来るのか?
それが初期の段階ではズレていることがしばしばある。だからこそ軌道修正が必要になってくるのだ。
スタートラインを明確化する行為、と言えるかもしれない。これは一体どういうことか?
シンプルに考えてみれば気付くだろうが、小学生時代に習ったであろう速度を表す計算式をイメージすればいい。つまり「距離÷時間=速さ」という公式だ。これが自分らしい人生を生きる上でも必要になってくるのだ。つまり自分の現在の環境、立ち位置などを把握し、そのうえで自分がどうしても成し遂げたいゴール地点を明確化する。A地点(スタートライン)とB地点(ゴール)を明確にするからこそ「距離」が見えてくる。具体的な例を挙げれば年収などがそれに該当するだろう。そのうえでいつまでにそのゴール地点に到達したいのかを決めれば「時間」も明確化されている。「距離」と「時間」が定まってしまえば、上記公式に当てはめて「速さ」がはっきりしてくる。
すなわちその「速さ」よりも遅いペースでしか結果が出せなければゴールに到着する時間も遅くなるだろうし、早いペースで結果が出せたのであればゴールに到着する時間もより早くなるだろう。
そしてここで重要なのはゴールに到着することは前提になっているということだ。結局のところ起業するのも就業するにも、あるいは副業という手段で取り組むのでもなんでも構わないのだが、全ては自分のゴールを達成させるための手段に過ぎないことなのだ。
だからこのように考えてみるといい。本当に自分が望むゴールが定まっていて、それをいつまでに獲得するのかという期限も動かせないのだとしたら、唯一動かせるのは「速さ」でしかない。だから場合によっては個人事業主として一人で活動した場合はレバレッジがかからないため、ゴールを期日通りに獲得出来ない可能性もあるということなのだ。そしてゴールを獲得するための手段としてしか起業という行為は存在しないのであるから、場合によっては手段を変えることもおかしくはないということなのだ。
しばしばぶれずにやり続ければ結果は必ずついてくる、という主張から結果が出ていなかったとしても個人事業を続けた方が良いという勘違いアドバイスをする似非コンサルタントがいるが、違う違う。ぶれてはならないのはゴールであって手段ではないのだ。
もし、起業という手段では期日までに到達できないのならどんどんそこは変えていって構わないのだ。なぜなら人は起業するために起業している訳ではなく、自分の人生でどうしても得たいゴールを手に入れるために起業するからだ。
そして落とし穴はもう一つ存在する。それがスタート地点なのだ。ゴールは自分が思い描いたとおりにあるだけなので、自由に想像して設定することは可能なのだが、スタートラインは現状でなければそもそもの距離がズレてしまうことにもなりかねないのだ。
テストマーケティングとは自分のスコトーマを外し、自分の現在地点を明確に把握するための第一歩となる。だからこそまずは自分が思った通りに計画を立てたうえで、実行するのだ。計画通りの反響であれば、それをやり続ければゴールは予定通りに手に入るだろう。ただ、もし反響が得られないのであれば修正しなければならない。PDCAとはこのようにスタート地点を明確化するときにこそ重要な要素なのだ。
次回へ続く
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