個人事業主 にとって 売上 は自身の 生活 に直結する非常に重要なファクター。
ただし ビジネス の本質を見誤ってしまい、安易な罠に引っかかってしまうようであればいつまでたっても 稼ぐ ことは出来ないだろう。
しかしそれ以上に今、現時点において重大な問題があるのだ。それは最近の 起業 ブームによって精神病が増えているということなのだ。
なぜか?答えは非常に簡単。
SNSなどの活用により誰もが手軽に起業出来るようになり、ブランディングも可能になった。かつては大きな資本を所有している法人くらいしか影響力を発揮することが出来なかったメディアを個人で所有することが出来るようになったのだ。
これは非常に素晴らしいと同時に使い方を分からないものに包丁を渡すのと同様で、どんどんけが人という形で詐欺のカモにされている被害者を量産しているに過ぎない。
結局それで収入を得て稼いでいるものがそのような仕掛けをしただけなのだ。
では使い方の分からない個人がメディアを持つことがなぜ危険なのか?それはSNS上の姿が現実を反映したものであるという保証がないからだ。
つまり、成功者やメンターのように有難いような「お言葉」めいたものを過去の賢人たちの言葉からの引用という形ではなく自分の言葉として発信している贋作者であっても、その賢人の言葉を知らない人からすると、その贋作者個人が発信しているように勘違いしてしまうということ。そしていつの間にか贋作者が影響力を持ち始めあたかも賢人のように扱われ出してしまうのだ。ただしこれにはオチがある。
あくまでもSNSの世界の中限定なのだ。
現実的に収入を稼げておらず、決まった仲間内の飲み会のようなもの、いわゆる会社で例えれば金曜日の業務終了後の愚痴を言い合うだけの飲み会の様子をあたかも自分の影響力に引きつけられた人々が来ているという演出をしていくことでSNS上の評価は得られるだろう。だから問題なのだ。
SNSという仮想空間とのギャップは次第に大きくなり、しかも人間の脳は空想と現実を区別しないので、脳は仮想空間で満足感を得てしまっているためいつまでたっても現実には変化が起こらない。
それが長く続くことで精神を病んでしまうのだろう。
個人事業主として自分の人生を自分の責任で生きようと決断したのであればビジネスの本質くらいはつかんでおく必要があるのだ。
次回へ続く
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