「 ビジネス とは 問題 解決 である」ということは何か「 問題 」という事例があるわけではない。
その人の理想像、すなわちセルフイメージと今いる環境である現状とのギャップがあることにより喪失感を生じ、
悲しみというマイナス感情を引き起こすため お金 を払ってでも解消したいというものなのだ。
実は前回投稿したWhyのパートで重要なことが一つだけある。それはそのマイナス感情の解消方法についてなのだ。
何度か例えで使っているが「問題」とは具体的な「問題」と言うものが存在している訳ではない。
コップに半分だけ入っている水のようなもので、そのコップの水を見た時に「まだ半分も入っている」と水にフォーカスを向ける人にとってはその水は自分にとってのリソースとなりうるが、「もう半分しかない」という空いている部分にフォーカスを向けるとその空白部分が喪失感を発生させ悲しみという感情を引き起こしてしまう。
故にその問題を解消するには方法は2つしかない。つまりはビジネスとは大きく分けると2つにしかならないということなのだ。
それが①水をサイズの小さなコップに移し替えて溢れんばかりに満たしてしまう。これがいわゆるリフレームというものだ。
そして②が今のコップに追加で水を注ぐ、という方法なのだ。とした時に前回のWhyではこの①なのか②なのかを明確化していくことが求められてくるのだ。
例えば2パターンを比較してみるといいだろう。
①のリフレーム版だとこうなる。
For Whom:S子さん、あなたにとって理想的な在り方はこうですよね。でも現状はこうですよね。ここにギャップがあって、あなたはそれに対してマイナスな感情を感じていますよね。
Who:私はそんな問題を解決出来る〇〇という存在なのです。
Why:なぜ私が〇〇という存在になることを選択したのかと言えば、あなたが持っているこんな部分に惹かれているからなのです。だから私はあなたが自分自身の価値を再度認められるように力になりたいのです。
上記の内容であればリソースにフォーカスを向けさせようという流れになってくる。
それに対して②の水を追加で注ぎ入れる場合だとこうなる。
For Whom:S子さん、あなたにとって理想的な在り方はこうですよね。でも現状はこうですよね。ここにギャップがあって、あなたはそれに対してマイナスな感情を感じていますよね。
Who:私はそんな問題を解決出来る〇〇という存在なのです。
Why:なぜ私が〇〇という存在になることを選択したのかと言えば、あなたが持っているこんな部分に惹かれているからなのです。あなたが素晴らしい人であることを私は知っています。だからこそ、あなたの夢を現実化させるお手伝いをしたいのです。
あなたの商品やサービスによる問題解決は①と②ではどちらでしょうか?
次回へ続く