自分らしい生き方 を求めて、 好きなこと で 起業 しようという人がいる。
確かに一度きりの人生、悔いのないように生きたいものではある。ただし、この 自分らしく というのは
意外と曲者なのだ。
【会社を辞める時期】
人事の仕事を15年以上もやっていると、
退職届が多く出されるタイミングには
注意するようになる。
それは1年の中で3回。
一度目は年末年始休暇明け。
二度目はゴールデンウィーク明け。
そして三度目がお盆休み明け。
いわゆる長期休暇が明けた直後。
理由は普段は仕事に追われ、
会社の関係者くらいとしか付き合わない状況
だったにも関わらず、長期休暇があると
実家に戻ったり、地元の友人たちと
飲みに行ったり・・・。
社会人としての基準から学生時代の基準にホメオスタシスによって
引き戻される。
そうなると仕事の嫌な点ばかりにフォーカスするようになり、
結局辞めてしまう、ということ。
自分の人生なので、どんな結論を出すのも自由だろうけれど、
過去のセルフイメージに引っ張られて
退職するくらいなら、未来のセルフイメージに
引っ張られて退職する方が、より前向きに
今後を進んでいけるような気がする。
「自分らしく生きよう」っていうことは
前提として確固とした「自分」があるということ。
そして、そんな「自分」がどのような生き方をするのが
相応しいのかが分かっている、ということ。
「自分らしく生きよう」といっている人の
生き様がどこかで見たようなコピーの人生だったとしたら笑い話にしかならない(笑)。
本当に「自分らしく生きよう」というのなら
まずは自分がどうなりたいかを
決めてみたらどうだろう?
その過程で自分が売りたいものが好きなだけ売れるようになる、
そんなことが可能になると、きっと夢を一層具体的にイメージできるようになるんじゃないかな^^。