「 好きなこと で 起業 して、 雇われない 生き方 を通じて 自由 な 自分らしい 人生 を 選択 出来るようになる」というお題目の 起業 塾 や コンサルタント は非常に多い。
前回までで自分が 自由 に 生きていける ようになるために コミュニティ オーナー や コンサルタント が 見込み 顧客 を奴隷にする手法の一つを明らかにしてきた。すなわち、コールドリーディングだ。
しかしコールドリーディングではあくまでも誰にでも通用するようなことを 見込み 顧客 に伝えるだけなので、認知・承認欲求を深くは刺激できない。だからこそ コミュニティ オーナー は クチコミ を活用し、ホットリーディングを行うのだ。
ホットリーディング。それはあらかじめ知っていることをあたかも知らなかったかのように振る舞う行為だ。最近は特にSNSなどで自分の考え方や生活習慣、悩みを投稿している人も多い訳だから、たとえ初対面であっても事前に相手のことをかなり詳細に知りうることが出来る。そして事前にSNSに目を通していた、ということを相手には伝えずに、「〇〇さんってこんなことで悩んでるんじゃない?」と伝えてしまうのだ。
もちろん事前に情報を収集してあるわけだから外れるはずはない。しかしそこまで情報を取られていると認識していない見込み顧客からしてみたらどうだろう?「あぁ、このコンサルタントは私のような事例を知り尽くしてくれている。だから一発で私の悩みが分かってしまったんだ。この人に頼れば自分も成功出来るかもしれない。」と考えたとしても不思議ではないだろう。
しかし、この時の見込み顧客の心理状態を分析してみると上手くいくはずがないことは明確なのだ。なぜならそのコンサルタントが自分を成功させてくれると思い込んでいる、依存状態だからだ。
そして依存者を「あなたの成功を私は誰よりも確信している」という甘い言葉で餌付けを行い、そのコミュニティから抜け出せなくしてしまう。これこそが現在のコミュニティビジネスにおける奴隷化システムの内訳の一部なのだ。
もし、「そんなことはない。私は本当にその人の成功を確信している!」と断言できるコンサルタントがいるのであれば、無報酬で引き受ければいい。その変わりに成功報酬を高く設定するのだ。絶対に成功すると確信出来ているなら全くリスクはないことだろう。
あるいはこんな言い訳が想像できる。「そんな風にクライアントを募集してしまうと自分のキャパシティーを超えてしまう。だからお金でセグメントしているだけだ。」
であれば、コンサル期間が終了した後で全額返金すればいい。もちろんこの場合も成功報酬は高く設定すればいいだけだ。結局それらをコミットできないということは、自分がやっていること自体に確信が持てていないか、本当に悪意を持って奴隷化を進めているだけかのどちらかだろう。
逆に、このようなコンサルタントに騙された人がブレインリライトプログラムを受講後に口々に言うのは「なんでこんな手法を知らなかったんだ」ということ。そして、この知識、サイエンスを知るからこそ、あなた自身が仕掛ける側に回ることさえ出来るのだ。
ここで改めて自分に問いかけてみてほしい。あなたは本当に見込み顧客を奴隷にしてでも自分だけが自由になって自分らしい人生を送る覚悟を決められるのか?そしてもしそれが覚悟出来るのだとしたら、その時あなたは自分の人生を誰のために捧げたいと思っているのだろう?
次回へ続く
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