「 ビジネス とは問題解決」という前提から、「問題とは心の痛み、悲しみの感情である」ということが分かり、
その上で悲しみという喪失感が原因で訪れるものはその喪失感を埋めることさえ出来れば 顧客 はホメオスタシスが充足するので
幾らでも 対価 を支払うので稼げるという 仕組み であることはこれまでで十分にご理解いただけたことだろう。
すなわちビジネスを成功させたいのであれば顧客の感情を機微に感じ取る必要があるのだ。これをシンプルに表現するなら相手と真剣に向かい合うということになる。
だから例えばSNSでどれだけ影響力を発揮して集客に至ったとしても、顧客の感情を察知することが出来なければ稼ぐには至らないだろうし、結局は集客マシーンとしてバックエンドを持っている人の道具にならざるを得ない。
別にそれが問題だというつもりはない。ビジネスとしてお金が稼げるのであれば集客だけでも十分だろう。ただし、自分自身の本当に届けたい想いがあるのであれば、それは若干の寂しさを伴う可能性があるとは思うということだ。
そして顧客の感情をしっかりと把握するために真剣に向かい合うには自分の命を犠牲にしてでも貢献したいという特定のペルソナを設定するといいだろう。いわゆるマーケティングの基礎だ。
自分の命を犠牲にしてでもこの人のために役立ちたいというペルソナのために真剣に向かい合うのだから、それこそ好きで向かい合っているということ。いやそれ以上に無意識でその人のことを知りたいと目で追ってしまっている状態といった方が適切かもしれない。
だからビジネスにマインドセットは不要なのだ。自分の顧客を、ビジネスのゴールを明確化出来さえすればそんなものは一切いらないのだ。
例えば人を好きになるのにマインドセットやモチベーションが必要なのだとしたら、前提は好きではないということ。
しばしば好きなことで起業するのにマインドセットが語られるということは自己矛盾しているということにお気づきだろうか? だからそのようなビジネスモデルは間違っていることが分かる。 間違っているビジネスモデルにいくら投資したところで前提が間違っていると正しい結果は出てこない。
自分が望む結果が明確になっていないからこそ、そのようなあり得ないビジネスモデルに便乗してしまっている人が多いということなのだ。
次回へ続く
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